ほうれん草といえば、栄養価が高い野菜で有名です。 ホウレンソウ(菠薐草、学名:Spinacia oleracea)は、ヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜。高温下では生殖生長に傾きやすくなるため、冷涼な地域もしくは冷涼な季節に栽培されることが多い野菜です。冷え込むと軟らかくなり、味がよりよくなります。 豊富なビタミンA!鉄分摂取にも◎ほうれん草はビタミンAや葉酸が豊富なことで知られています。ビタミンAは120グラム(約6枚分)も食べれば1日の必要量をカバーでき、鉄分は牛レバーに匹敵。ヨーロッパでは”胃腸のほうき”といわれ、消化吸収のよい食物繊維が胃腸を整え、便通をよくします。 鉄分がさらに多い野菜もありますが、ほうれん草に多く含まれる葉酸が鉄分の吸収を促進するため、葉酸が鉄分と共に豊富なほうれん草を食べることで効率よく鉄分を摂取することができるため、貧血予防などにもおすすめです。 β-カロテンも多く含まれており、老化を防ぐ抗酸化作用があります。皮膚の変更を維持してくれるとともに、β-カロテンに含まれるルテインというカロテノイドは、目の健康も助けてくれます。 ほうれん草の生食は避けること!ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれており、度を越えて多量に摂取し続けた場合、カルシウムの吸収を阻害したり、腎臓や尿路に結石を引き起こすことがあります。ただしシュウ酸はカルシウムとの結合性を有するので、削り節や牛乳などカルシウムを多く含む食品と同時に摂取することで、シュウ酸が体内に吸収されにくくすることができます。またシュウ酸は水溶性であるため、多量の水で茹でこぼすことでシュウ酸を茹で汁中に溶出させるなど、生食を避け調理法を工夫する事が要されます。 血糖値上昇の抑制にも!ほうれん草のスピナコシド(spinacoside)類とバセラサポニン(basellasaponin)類には小腸でのグルコースの吸収抑制等による血糖値上昇抑制活性が認められています*。 *薬用食物の糖尿病予防成分 -医食同源の観点から-、吉川雅之、化学と生物Vol.40、No.3、2002 ほうれん草食べて元気もりもり!水兵ポパイ(POPEYE)というキャラクターはご存知でしょうか?アメリカ発症のキャラクターですが、ほうれん草の缶詰を食べてパワーアップする水兵さんです。あくまでアニメの設定と思うかもしれませんが、ほうれん草の栄養価が高いことは事実。たくさん食べて、たくさん強くなりましょう!
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August 2018
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